ライト、ついてますか

例えば、「どうすればお金持ちになれるか?」というような「問題」一般について述べている本。

  • 問題を感じるとは、理想と現実のギャップを感じる、ということと等しい。その一方で、理想も現実も、個々人の認識でしかない。つまり、問題をどう捉えるかは、その人次第。
  • 問題をどの様に捉えるかは人次第なので、ある問題は、個々人向けの多くの問題を内包していると言える。問題は、問題群と呼ばれるべきである。
  • 問題を解決する際、その問題は (問題群として) 多くの人に共有されていることを意識するべきである。Win-Winを目指すべき。
  • 問題を解決する際、現実を変える他に、理想の認識・現実の認識を変える、という手段もある。
  • 問題を多角的に (問題群として) 見るコツはいくつかある。①他人の気持ちになって問題文を見る、②問題文で強調する箇所を変えてみる、③問題文の語が類語・対義語ではなく、なぜその語なのかを考える、④問題文の外側 (構造) がないかを考える、⑤問題文の語の内側 (定義) を考える、⑥問題が発生した経緯を考える。

①お金持ちになってどうしたいのか? ②お金持ちになりたいだけなら、非合法な手段を使えば良いのでは? ③お金持ちを富裕層と言い換えても良いか? ④なぜ今、お金持ちになっていないのか? ⑤お金持ちの定義とは? ⑥どんな経緯で人間関係等ではなく、お金を求めている?

問題 (論点) の特定は入り口でしかなく、本当はここから論点のブレークダウンや仮説・検証が入ってくる。