プロフェッショナル経営参謀

  • ある論点に対し、その前提を疑う・そもそも論で考える、ということが必ず必要。
  • 意思決定の論点と、作業の論点を混同してはいけない。意思決定の論点の方が重要で、いつでもどこでも当てはまるような論点ではなく、今ここでしか当てはまらないような極度に最適化された、固有の論点でないといけない。
  • 固有の論点からしか固有の戦略は生まれず、固有の戦略でなければ強みにはならない。
  • 意思決定の論点のチェックリスト。①状況固有の論点か、②次につながる論点か、③環境変化を捉えた論点か、④二律背反を解決する論点か、⑤究極の選択を迫る論点か、⑥今解ける論点か。

「お金持ちになるにはどうすれば良いか」という論点は、良い論点ではない。

まずは、「そもそもお金が私に何をもたらすのか。それはお金でしか獲得できないものか」といったそもそも論を考慮する必要がある。

これをクリアできたとしても、「私の経歴・スキルや現状がどういうものか」といった内容が論点に含まれていないと、固有の論点にならない。固有の論点になっていないと、「お金持ちになるには、頑張って働くしかない」のような一般的な答えしか得られなくなってしまう。

そうすると、論点を完成させるためには、固有の状況を表すための多くの表現が含まれていないといけないことが分かる。この表現のことを、サブ論点と呼びたい。

サブ論点が十分に洗い出されて、かつその仮説検証が済んでいるのであれば、自ずと答えが得られるはずである。

答えは問処にあり。